子供向け
子供向けのフィギュアにはソフトビニール人形とは呼べない商品も数多くあります。 ゲームセンターのクレーンゲームのプライズ品ほどの大きさと完成度のもので、 子供が熱中して見ているテレビアニメや保育園・幼稚園で流行しているキャラクター の商品が市場には溢れているので、クリスマスシーズンでなくても広告にはそれ系の 画像がたくさん見つかるでしょう。 今ですとなんとかかじり虫や妖怪なんとかの商品が人気がありそうですが、買取価格 でいうと現在も販売されており多く流通しているアイテムはそんなにいい見積もり がだされることは稀ですので、あまり期待はできないことになります。 それよりも何年か前に製造中止になって入手困難な品の方が高値で引き取ってもら えるので、もしそうした事を狙っているなら今人気のフィギュアを購入して新品 未開封の状態で劣化しないように保存しておきましょう。 限定品ならなお良しです。 そのまま１０年も寝かせておけばその頃には製造中止になっているでしょうし 希少品として評価されますので、美品ならば買値の何割か上乗せした金額で買取 してもらうことが期待できます。 ですが確実に値上がりするとは言い切れず、１０年後も全く同じ商品が販売されて いたらこの作戦は不発に終わります。 子供向けのアニメは息が長いものが多いので、ひょっとしたらこの先２０年以上 製造されるロングセラーになるかもしれないのです。 そうなったら入手難易度は超簡単と分類されるので、安く買取されてしまうでしょう。
ヒーロー物
完全に子供向けのフィギュアも日本中のお嫁さんが妊娠して出産をし続ける限り オモチャ屋さんから姿を消すことはないでしょうが、アンパンぽいのやバイキン ぽいのを卒業して次に興味を持つのはもっと格好いいヒーロー系のものです。 戦隊物ならブルーにレッド、イエローにグリーン、ピンクにブラックと１つの番組 で数種類の製品がいとも簡単に開発されるので、メーカーとしても力を入れている のではないかと推測されます。 もちろん単独のヒーローや、主人公とその仲間達、プラス強敵（ライバル）という 組み合わせでも商品化される作品はありますので、とにかく少年が憧れを抱く強い ヒーローや弱くても痛快な主人公ならかなりの確率でフィギュア化されるでしょう。 この多感な時期に人格形成の影響を受けたアニメの登場人物は、大人になっても 心の中にずっと住み続けています。 なので「いい年をしてそんな夢みたいなストーリーのアニメのフィギュアを収集 するなんて変わってるね、大人なんだからもっと違うジャンルに向かえばいいのに。 例えばそう、少女が変身して悪者と戦うようなやつとかさ」と諭すのは本人に とっては迷惑な話ですので、あまり自分の趣味をおしつけるような真似はせず、 その人の好きなようにさせてあげましょう。 １０歳位の時期に憧れたヒーローは永遠に心の中で生きているのです。 ふとしたきっかけで思い出したかのように急に欲しくなって、買取専門店に在庫は ないか調べたり、インターネットに出品されていないか探されるのもこのジャンル が多いと予想されます。
美少女物
わんぱくで庭を駆け回る男の子が好むのはヒーロー物のフィギュアですが、冬には こたつで丸くなるようなおとなしい女の子は美少女物を可愛がります。 これは単純に好きなアニメが違うということもありますが、激しいアクションの 男性向けの子供番組が好きな女性でもやっぱり女の子っぽいフィギュアを手に取る 回数の方が多いので詳しい因果関係についてはわかりません。 また男性にもこのジャンルを好む紳士も多く、幼女や少女が扱うよりももっと丁寧 に飾ったり触れたり舐めるように眺めるのですが、そうした人達は性別は男性でも 心は女性という性同一性障害を患っているのではなく、純粋に美少女が大好きな だけという少年に近い心の持ち主です。 ひょっとしたら美少女フィギュアはそうした層に購入される方が多いのではとも 感じますが、アニメグッズを販売しているお店でアルバイトをしたこともありません ので私にはわかりませんし、親戚にも今のところそうしたお店やフィギュア買取 の専門店に勤務している方はみえないので実際どうなのかはお答えできません。 一応未成年の女児向けの商品ですのでその親が購入して子供に遊ばせる、それが 本来の姿なのですが傷つけないように扱うコツは成人男性のほうが詳しく知っており 事実大切に部屋に展示して保存状態のよいまま長く所有しています。 なのでリサイクルショップのような古物商がお客さんとして優遇したいのは、現役 バリバリのお転婆少女ではなく３０代、４０代の男性になるでしょう。