ゲームセンターやクジなどの景品フィギュア
ゲームセンターやクジでしか手に入らない、コレクション性が高いフィギュア。 比較的手軽く購入できるため、たくさんのフィギュアを集めることができます。
食玩フィギュア
食玩フィギュアとは食品付き玩具で付いてくる（食品が付いてくるという意見も ありますが）フィギュアのことで、おまけ的存在かと思いきや玩具目的で購入 する人の方が多いかもしれないという変わった商品です。 この手の知識に疎い方に分かりやすく説明するなら、ビックリマンチョコに付属 しているシールにあたる物だと言えばわかりやすいでしょう。 お菓子のおまけであるべきシールの方が人気が出てしまい、肝心のチョコは食べずに 捨ててシールだけを集めるコレクターが急増して社会問題にもなったので、この シールには興味がなくてもどのような販売方法だったのか位はご存知かと思います。 このシールがフィギュアになったのが食玩フィギュアで、人形が欲しければ食品を 買って下さいねというわけなのです。 シールに倣って数十種類ものアイテムが用意されており全種類揃えたければ相当 な数の食品を買い求めることになるので、コレクター心理を巧みに突いた恐ろしい 戦略を持つ商品です。 一式コンプリートしたければひとつずつちまちま買っていても埒が明かないので、 箱ごと買ういわゆる大人買いの対象にもなりやすいです。 出やすい物、なかなか出ない物があり、希少価値の高いレア物ならフィギュアの 買取をしてくれるお店へ持ち込めば高値で引き取ってもらえます。 おまけと侮ってはいけません、そのシリーズを一式セットで集めようと思ったら 目の眩むような出費になりますよ。
プライズフィギュア
買取店を経由した中古扱いか、個人で取得してオークションサイトに出品された物 以外は一切市販されていないのがプライズフィギュアです。 コンビニのクジの景品、ゲームセンターの景品でショーケースの中に鎮座している のがそれで、クレーンゲームでもよく採用されているのでその類の娯楽が好きな 方ならどんなタイプの物かはすぐにわかるでしょう。 今では深夜０時に閉店する店舗がほとんどで、ゲームセンターで遊戯する層も その時間に合わせるかのように学生や若者が増加しているそうですが、収集家や マニアの中には新作プライズの入荷に合わせてゲームセンターへ行き素早く少ない 投資で掻っ攫っていくプロ顔負けのゲーマーもいるようです。 遊技機の種類も豊富で、最もメジャーなクレーンゲーム以外にもボタンを駆使して 景品を狙うタイプや、メダルを一定数集めたら交換できるタイプなど様々な形式が あり激戦区では互いの腕を披露し合ってライバルよりもいち早くゲットすることに 命を賭ける若者が溢れているそうです。 プライズフィギュアが他のものと大きく違う点はお金さえ払えば手に入る、購入 することが基本的には不可能という点でしょう。 獲得者が出品しているのをオークションで手に入れたり、買取店に持ち込まれた 物を購入することは可能ですがそれは中古品ですしちょっと邪道です。 新品で欲しければゲームの腕を磨いてお金をつぎ込んで自力でゲットするしかなく、 他のフィギュアにはない独特な経路でのみ入手可能です。
自販機フィギュア
これも一般的なフィギュアとは入手方法が違うタイプで、スーパーや駄菓子屋 に設置されているガチャガチャから購入するフィギュアです。 ガチャガチャにお金を入れて出てくるカプセルの中に入っている小さな商品ですが、 どれが出てくるかは全くわからないのは食玩フィギュアと共通しています。 かなり昔のことになりますがキン消しがこの手の商品ではヒット作になり、今では 類似品やあまり似ていない物が多数ですが利用者の数はそんなに少なくもなさそう ですし、何が出るかな、というワクワク感を楽しめるのが人気の秘訣なのでしょうか。 １回１００円～２００円と安いのも手軽さがあり、全種類揃えるつもりはないけど ちょっとやってみよう、とその気にさせるのも上手い手ですね。 子供がお小遣いでやる、あるいは買い物帰りに親が子供にねだられてやる、という 場合だと本気でコンプリートを狙いはしないでしょうが、大人が自分の為にハンドル を握ってガチャガチャを回す場合は狩人の目つきになって、コンプリートするか 中の商品が枯れるまで続行することが多いようです。 幸い食玩よりも各シリーズの種類は少ないことがほとんどで、いくつかダブリは 発生するでしょうが１日で完成させることも簡単なようです。 商品自体にはあまり大人が魅力を感じることもなさそうで、子供が好きそうな恐竜 や動物シリーズが多く、中年がやる目的はただ心を満たすため、とも考えられます。 小さなフィギュアを並べたいというのも少しはあるでしょうが、それよりも一式 揃えたぜ！という満足感を得るために集める方が多いと思われます。